投資という言葉を、ここ数年頻繁に見たり聞いたりするようになりました。
そんな気がするのは、多分自分が投資を始めたからだとは思います。
私の投資歴は大変に短く、2017年4月から。
今回は、今までずーっと投資からは距離を置いていたのに、なぜ投資を始めようと思ったかを書いてみようと思います。
最初に手に取った本は「はじめての人のための3000円投資生活」(横山光昭著)
なんの気なしに、「3000円投資生活」を本屋で手に取ったのが、私が投資を始めるきっかけです。確か2016年の秋〜冬だったと思います。
「3000円で投資?そんな少ない額でも投資ってできるの?」
私のイメージでは、投資には少なくとも数十万円は元手が必要なはず。
投資という言葉にいまいち不信感は拭えないけれど、著者は家計再生・節約生活で有名な家計コンサルタントの横山光昭さんだったので、ひとまず購入してみました。
そして、この本を読んだことで、私の投資に対するイメージが変わり始めました。
本には、私の知らなことががたくさんあったのだが、「積立」「分散・長期投資」「インデックスファンド」について知れたのは、とても良かったと、本当に思います。
「3000円なら失敗してもいいかな。ちょっとやってみたいな。」
そんな気持ちも芽生えました。
とはいえ、まだまだすぐ投資を始めるところまではいかなかったのです。
次に買った本は「はじめての確定拠出年金投資」(大江英樹著)
この本は、同じく2016年の秋頃に購入したと思います。
私自身、それまで老後資金についてほとんど考えたことはなかったのですが、子どもの手が離れ始めたことで前より身近な問題になりつつありました。
確定拠出年金というものがあることを知った私は、確定拠出年金てなんなのか、どんな制度なのかを詳しく知りたくてこの本を買いました。
特に知りたかったのは、確定拠出年金は本当に老後資産を作るのに適しているのだろうか、ということと、制度改正により専業主婦も月々23,000円まで積立が可能になったけれど、果たして得になるのだろうか、ということでした。
本を読んで、老後資金を作るには、投資はリスクがあるが、預貯金だけで老後資金を持つリスクもあるのだと理解できました。
また、大江さんは所得控除がなくても運用益が非課税なので、専業主婦でも確定拠出年金に加入する意味はある、と書かれていました。
利回りが3%くらいなら、口座維持費のような手数料があっても、非課税は大きい気がしました。
また、iDeCoの受給開始時に相場が下落して老後資金を失うリスクについても、別の投資商品に乗り換えるということが書かれていて、投資をしたことがないことからくる不安も少し解消できました。
要は、確定拠出年金をいますぐにでも現金に変える必要がなければ、投資を続けて相場が上がったときに現金にすれば良い。
そのためには、預貯金もある程度確保し、切羽詰まった状態を作らないことも必要。
この2点を理解し、始めてみることに決めました。
そこで夫にも声をかけ、夫婦で一緒に積立を始めたのです。
当時、夫の職場ではiDeCoを始めた第一号だったそうです。
(まとめ)投資を始めて良かった!
預貯金と節約するしか知らなかった自分に、投資という選択肢ができたことは、今後の人生において本当にプラスだったと思う。
投資を始められたのは、今回挙げた「3000円投資生活」と「はじめての確定拠出年金投資」という2冊の本のおかげだ。
横山さんと大江さんには、とても感謝している。
結局2017年の4月からiDeCoの積立てを開始し、何度かマイナスになったが、今のところ含み益が出ており、2022年3月27日現在の運用利回りは、15%以上あります。
ちょうど始めた時期が良かったというのもあると思うので、今後もマイナスになることがあると思うが、コツコツと積み立て続けていきたいと思っています。
何より、私は自分で老後資金の一部を作れることがとても嬉しいです。
将来がどうなるかは誰にも分からないけれど、今わかっていることで対策が打てることはやっていきたい。
ただ、今後も自分自身が受け入れられるリスクの範囲はどこまでかを、ちゃんと自分と向き合って考えることは必要だなと考えています。
まだ、我が家の最適解は見つかっていないのだけれど、無理をしすぎないように気をつけて投資を続けていきたいですね。