オット君と60歳で退職したい

 〜夫に60歳で退職して欲しい妻は資産運用して老後資金を作ります〜

iDeCoで専業主婦の退職金づくり

専業主婦や扶養内パート主婦にとってメリットが少ない?なのにiDeCo(イデコ 個人型確定拠出年金)を始めたわけ

 

 

 iDeCo(イデコ)という言葉を初めて聞いた方のために
iDeCoの概要

iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は、自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度です。掛金は65歳*になるまで拠出可能であり、60歳以降に老齢給付金を受け取ることができます。

  • *一定の条件があります。
  • 60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。
    iDeCoの老齢給付金を受給した場合は掛金を拠出することができなくなります。

○ 基本的に20歳以上65歳未満の公的年金の被保険者の方(※)が加入でき、多くの国民の皆様に、より豊かな老後の生活を送っていただくための資産形成方法のひとつとして位置づけられています。

(引用元  iDeCo公式サイト)

 

 

自分でお金を出して自分で運用できるという、嬉しい人もいれば怖いなって思う人もいる、そんな年金制度です。

 

上記にあるように、60歳になるまで引き出しができません。

 

なぜなら「年金」だからです。

 

専業主婦や扶養内パート主婦でも iDeCoという制度を使えます

私のような年金の第3号被保険者(専業主婦の方、扶養内パートの方)も、手続きをすると iDeCoに加入することができます。

 

 iDeCo公式サイトによると第3号加入者数は2020年3月末で102,776人で、2025年5月末では150,582人だということです。

 

(残念ながら2017年時点の加入者はわからなかったです。)

 

毎年2〜3万人ずつ第3号加入者が増えているようです。

 

全体の加入者数は約3年で約128万人弱増えていますね。

 

ちなみに金融庁によるとNISAは2021年12月末で1765万口座、2024年12月末で2559万口座ということですから3年間で794万口座増えています。

 

 iDeCoの6倍くらい増えているんですね。

 

 iDeCoのメリット

まず iDeCoは掛け金が全額所得控除に使えます。

 

私の夫はサラリーマンで控除できるものが少ないですから、毎年年末調整の時には必ず掛け金の全額を記入しています。

 

少しの額でも税金が還付されるのは嬉しい!

 

次に退職所得控除が受けられること。

 

ただし受け取りに関してはいくつか方法があり、職場からの退職金がある方や年金が多くなってしまいそうな方、人により最適な方法は変わりそうですがお得な方法を選べます。

 

我が家については、今後も制度が変わる可能性があるので、引き出し可能な1年くらい前からちゃんと検討しようかなと思っています。

 

そしてもう一つが、60歳までは引き出せないということ。

 

ネットを見ているとNISA損切り民という言葉で賑わっていたことがありましたが、長期積立投資をすると決めた人でもNISAだと売却できるため続けられない人が一定数いると分かります。

 

老後の資金と決めて積み立てするのなら、引き出せないということで救われる人がいるなと思いました。

 

 iDeCoのデメリット

私の場合は扶養内パートで、なおかつ税金を支払っていませんので、当然ながら iDeCoで掛け金を払っても戻ってくる税金はありません。(扶養内パートでも税金を支払っている場合は戻ってくると思います。)

 

また口座管理料もかかってしまいます。

 

そしてメリットでありデメリットでもありますが、60歳まで引き出せないということがあります。

 

きちんと年金ということを理解せずに無理な金額で始めてしまうと、何かの拍子にお金が必要になっても引き出せずに困ってしまうことがあるかもしれません。

 

立場によって掛け金は変わりますが、長く続けられる金額を設定する、徐々に金額を上げていくなどきちんと考えた方が良いと思います。

 

そしてNISAとは違い、利益が大きくなると引き出しの際に税金がかかる可能性があります。

 

専業主婦、扶養内パート主婦の私が iDeCoを使い続ける理由は?

 

一番の動機は、自分退職金を作ろうと思っているからです。

 

夫にはある(予定の)退職金が私にはない。

 

ただこれについては、子どもが小さな頃は子育てを思う存分したかったし、子どもが大きくなってからは働くよりも子どもの受験サポートをする方がコスパが高いと考え、自ら専業主婦を選んだので仕方がないですね。

 

自分の選択の結果です。

 

そして2017年当時、今後退職金をもらえたり厚生年金を払うくらい働ける自信もなく、「だったら自分で自分の退職金を作ってみよう!」と思いました。

 

もしかしたら、そういう提案が大江英樹さんの本に書いてあったのかもしれませんね。

 

そして、自分退職金を作るのに iDeCoはピッタリな制度だと思いました。

 

最終的に私は一括で受け取る予定でいますが、今のように利益が出ている場合は税金を払うことになると思います。

 

でもお仕事でもらう退職金はゼロなので退職所得控除が全額使えますし、特定口座等で運用するよりは支払う税金は少ないんじゃないかな、と思っています。

 

 iDeCoで支払う税金については、詳しく解説しているサイトを探してご紹介したいなと思います。(素人の私よりプロの解説が良いです)

 

また、NISAと比べた場合どうなのかも書きたいと思っています。

 

まとめ

専業主婦や扶養内パートの人が iDeCoを使うと自分退職金が作れます。

 

特に若いうちから始めれば退職所得控除額が大きくなりまし、もし所得税を払うことになっても、それだけ利益が大きかったということで、頑張って積み立て続けた自分を褒めて良いかなと思います。

 

また税金を支払うことは社会の役に立てたという気持ちにもなれそうです。